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活動レポート

北鎌倉さとやま連合会の活動報告です。

6月20日六国見山手入れ

update:

だいぶ日にちが経ってしまいましたが先月行われた六国見山の定例手入れのレポートです。

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この日は下刈りなど通常の作業の前に、新たな試みが行われました。
材木として出荷できない間伐材を使用して作られた「和器」という使い捨て食器があります。この使用済みの使い捨て食器を高熱で燃やし炭化させ、これを肥料としてこれまでに植樹した木々の根元に撒く、というものです。
この試みによって、これまで放置されていた間伐材が有効活用され、さらに使用後もう一度山に還っていくという、環境資源の「循環」が成立します。

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この日は大学生が中心となっている「明月荘わかたけの会」のメンバーが参加。一緒に炭化した和器を撒いてくれました。

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今回使用した使用済み使い捨て和器は、かまくら和器プロジェクトを展開中のNPO法人游風から提供を受けたもの。
炭化させた使い捨て「和器」を、これまでの活動で植樹したイロハモミジ、エゴノキ、ヤマザクラの根元に砕いて撒きました。

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炭化した使い捨て「和器」を撒くことの狙いは、酸性土壌の改良を図り、植樹したイロハモミジなどの成長を促すことと、きれいな水を相模湾に戻すことにあります。
使用用途がなく腐るままにするしかなかった間伐材の有効活用が、里山再生やゴミの減量化、環境保全そして地域活性化とリンクするなんて、わくわくしませんか?
打ち捨てられた里山が、地域の生活の中に再び戻って来る日を夢見て、活動を続けていきたいですね。

(山上)

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