活動レポート
北鎌倉さとやま連合会の活動報告です。
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7月16日六国見山定例活動
六国見山、7月の定例活動です。曇りで日差しは強くありませんでしたが湿気が多く、蒸し暑い一日でした。
前日の雨の影響で地面が滑りやすくなっています。
この日の活動は草刈、除伐のほか、使い捨て和器用の丸太の運び出しや、炭化した六国見山の未利用材を肥料として山に戻す、など多岐にわたりました。
夫婦桜周辺の雑草を刈り、炭をまきます。また来年美しい桜の花を咲かせてくれますように。
さて、この日はいつものメンバーに加えて新たな参加者がありました。
藤沢は長後で「La Muga」という木材加工工場を営む今西さん。
丸太の輪切りをお皿として利用できる特殊加工法をお持ちなんです(現在特許出願中!)。
実は5月ごろに鎌倉でお会いして、北鎌倉の間伐材でも商品を作れないだろうか、とご相談したところ是非やってみましょう!と二つ返事でご了承いただき、プロジェクトをじわじわと進めておりました。
今回は、北鎌倉のいわば放棄林の低質材でも商品が作れるのかどうか?といったところをチェックしてもらいました。
年輪の入り方が主なチェックポイントです。
こちらは先日伐倒したスギの年輪。
やはり放棄林らしい年輪の入り方ではありますが、「このくらいだったらなんとか使えるんじゃないか」とのこと!
商品化ができる確立はまだ五分五分といったところですが、秋ごろに新たな動きをお知らせできればいいなと思っています。
活動の合間に、森林インストラクターの資格保持者の伏尾さんに「ヒノキとサワラの見分け方」を教えていただきました。
ヒノキとサワラは見た目がずいぶん似ているのですが、木材の性質にはかなりの差があるそうです。
肝心の見分け方ですが、葉っぱを裏返すと、どちらも白い葉脈がついています。
その葉脈が「Y」型をしているのがヒノキ、「H」ないし「X」型をしているのがサワラ、とのこと。
こちらがヒノキ。写真が上下逆ですが、たしかにY字。
こちらがサワラ。なるほど、Hです。
「ヒYなヒノキ」「サワラないでH」と覚えるそうです…!勉強になりました。
8月の六国見山の定例活動はお休みです。
9月にまたお会いしましょう。
(山上)