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活動レポート

北鎌倉さとやま連合会の活動報告です。

北鎌倉「匠の市」「匠展」最終回レポートその1: 川上靖治実行委員長謝辞

update:

2016年秋をもちまして北鎌倉「匠の市」「匠展」は終了いたしました。ここでは、北鎌倉湧水ネットワークのブログより最終回のレポートを4回に亘り転載いたします。

11月5~6日に最後の北鎌倉「匠の市」・「匠展」開催

写真協力:島村国治

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北鎌倉「匠の市」「匠展」終了について思うこと

平成28年11月7日
北鎌倉匠の市実行委員長 川上靖治

北鎌倉の春秋の風物詩として地元の皆様に愛されてきた北鎌倉「匠の市」「匠展」が2016年11月5日、6日を最後に、幕を閉じることになりました。
まずは16年の長い間「匠の市」の会場をご提供いただいた東慶寺、浄智寺、円覚寺のご配慮に感謝いたします。このご厚意がなければ「匠の市」を継続することが出来ませんでした。

また「匠の市」開催の趣旨に賛同いただいた参加店の皆様に感謝いたします。更に一番大事なことですが、「匠の市」にご来場いただいた鎌倉在住の方がた及び観光客の方々に感謝いたします。最後になりましたが「匠の市」開催を手伝ってくれた大勢のスタッフにも感謝いたします。本当にありがとうございました。

さて2000年に北鎌倉まちづくり協議会が発足、その目に見える活動として始まったのが北鎌倉「匠の市」でした。北鎌倉では様々な創作活動が営まれています。「匠の市」は、その作品に「触れて」いただく場として、「もの」「ひと」との「出会い」がたくさん生まれ、住民との交流が深まり、北鎌倉に出かけてくる人にとって一層魅力的な街になることを願って始まりました。

2001年3月31日、4月1日に第1回北鎌倉「匠の市」を開催。会場は東慶寺参道でした。「これこそ門前市の如し(をなす)だ」と、井上禅定さん(東慶寺元住職、故人)に大変に喜ばれました。第2回からは会場に浄智寺、円覚寺参道も加わりました。以降2016年まで毎年春秋2回開催、16年間で延32回、参加店は延1020店になりました。

同時開催事業として浄智寺、東慶寺にてお寺でコンサートも開催しました。色々なジャンルのミュージシャンが参加してくれました。初めの頃は客集めに苦労しました。有料来場者10人にならない時は、スタッフ参加で会場を盛り上げました。来場者100人を超えて断るのに苦労したこともありました。東慶寺ではご住職二代に渡ってミュージシャンとのコラボレーションが行われました。

*ブルーグラス コンサート満員札止め、親子連れは庭で鑑賞

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*読経とデイジュリドウに過去最高の70人(東慶寺本堂4・5)

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「北鎌倉の路地裏を歩く」「北鎌倉の里山を歩く」イベントも毎回行われ、台峯ウオーキングの時に100人以上参加して案内役が大変苦労したことがありました。

*「探訪!幻の大蛇ザクラ」ブレイク、参加者過去最高の150人

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スタッフが一番苦労した一つは開催の日の天気を判断することです。大体春秋とも天気が定まらない時期のようです。天気予報と首っ引きで、開催か中止かを判断しますが、朝雨が降っていて、天気予報も午後雨で中止にしたら晴れてきた時などは参加店に恨まれてものです。特に来場者に「中止?折角来たのに・・・」と言われた時には中止を後悔したものです。
逆の時もありましたが。

思い出を語ると限がありませんが、「匠の市を開催して一番良かったのは来場されたお客様がみんな笑顔だったこと。もちろんそれを迎えるお店のひと達も皆笑顔。最後の「匠の市」もお客様も、参加店も皆笑顔でしたが、みんなちょっと寂しげな笑顔でした。リピーターの方たちも、初めて来られた方たちも「なぜ中止なのですか?」「こんなに楽しい市なのに・・・」等々惜しまれる声が沢山聴かれました。ありがたいことです。

16年前と世の中大きく変化しています。お寺さんも地域との関係が変わったのかもしれません。

「匠の市」を中止になった理由

「匠の市」としての会場が使えなくなりました。
「匠の市」の役割が終わったのかもしれません。
それ以上に現スタッフの高齢化です。後継者を育てられなかったことも・・・。これが一番大きな理由としておきましょうか?本当に残念でした。

最後に北鎌倉「匠の市」を16年間続けられたことここに感謝いたします。

北鎌倉匠の市実行委員会事務局に寄せられたfax

大船在住の市民です。
この度、毎年楽しみにしていた「匠の市」が最後と知り、とても残念でなりません。
春、秋の再会を待ち遠しく、月日と共に季節の変化等一つ一つが彩り鮮やかに刻まれてきた、この催し会…
何らかの形で、世代交代しながら後世に引き継がれる北鎌倉の伝統になってほしいと願っております。こんな気持ちで楽しみにしていた思いや声をお届けしたくてfaxで失礼いたします。今までありがとうございました。

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